ポケットモンスター othersstory

何とも言えません。現実逃避の二次創作です。

第2話

ハラリッ

「ん?」
「あ…」

「ぎゃぁぁぁぁああああああああ!!!」

「ちょっバカ!声デケェよ!」
「いやぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
「俺が悪いように見えるだろ!やめろ!!やめろって…

 

  

パトカーが来た。
可愛い警察犬を連れた女性警察官にこってり絞られた。
下手な説明をするとどちらかが悪者になるので、私たちは兄弟だという設定になった。
そして、たまたまお風呂の時間が被ってしまったと説明。


「弟の裸見たくらいで騒ぐな!」
怒られるだけ怒られて2時間後に解放。

 

 

「その…ごめんなさい…」
「お前、風呂にどうやって入って来た?」

 

私が知りたい。

 

「いや、その…ゴニョゴニョ…」
「は?」

 

睨みつける目が怖いよぉ…

 

「すみませんでした…」
「あのなぁ…はぁ。お前、名前は?」
「明石結衣…です」
「俺は朔。立町 朔」
「たちまちさく?」
「…(ギラッ)」

 

聞き返しただけじゃんんんん…
睨まないでよぉ…
ーと、その時と扉が徐に開くー

 


「ぎゃぁぁぁぁああああああ!!!でたぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!!おばけぇぇぇええええええ!!!!!」

 


「おう、おかえり。どうだった?」
「な、な、なに普通に喋ってるの!?」
「はぁ?当たり前だろ?こいつは俺のポケモンなんだから」

 

は…はぁ!?

ん?…
ポケモン

 

ポケモン!?!?」
「なに驚いてんだ?」

 

まって…
ポケモンってあのポケモン
ボールに入れればポケットに入っちゃうあのモンスター?
でもでも、ポケモンといえばアニメやゲームの中に存在する生き物で、実際には存在しないはず!
でもでもでもでも、そう言わるとこのおばけにも見覚えが…

 

「ゴースト?」
「ああ。マクラっていうんだ。ゴーストのマクラ」

 

本物のポケモンー!?!?!?!?!?
じゃあ、さっきの警察官が連れてた警察犬って…
ガーディ!?
なに?
私、ポケモンの世界に迷い込んじゃったの!?
ドッキリか?どこかでカメラが狙ってるのか?
そうでなきゃ夢だ。
そうだ…夢だ。
これは夢なんだ!
いや、夢に違いない!!!!!

 

「なんで自分の頬っぺたつねってんの?」
「いえ…なにも…」

 

覚めない…(涙)

 

「で、お前何者だ?」
「えっ?」
ポケモンも見当たらねぇけど?」

 

ですよねぇ…
そうなりますよねぇ…

 

「えっと…私は…」
「一緒じゃねぇの?」
「えっと…その…」

 

んん…
感じる…この眼差し…
完全に怪しまれてる…
ここは正直に話すべきか?
いや、正直に話したところでこの子は信じてくれるのか?

 

「お前…」
「は、はい!?」


「迷子か?」


は?

 

「お前、迷子だろ!」
「あ、はい!迷子なんです!ポケモンともはぐれちゃって!えへへ…」
「いい歳こいて馬鹿だなぁ!」
「あ、あはははは…本当にね!ほんとに…」
「まあ、それなら仕方ないな。明日ポケモン探すの手伝ってやるよ。マクラは探し物すんの得意なんだ」
「あぁ…そうなんだ…あはは…」
「今日はここ貸してやるよ。疲れてるだろ?寝てていいぞ」

 

ファ!?!?
それってこのガキンチョと同じ部屋で…
同じ屋根の下で一夜を過ごすってこと!?!?!?!?!?
いやいやいやいや、彼氏いない歴22年の22歳が!?
無理無理無理無理…

 

「俺はちょっくら修行しに行くからゆっくりしてな!じゃあな!」

 

ー朔は部屋を飛び出したー



え?
あ、そうゆう…
はずかしぃぃぃぃいいいいい!!!!

なに!?変な意識しちゃったじゃん!!!!

とはいいつつ、
確かに眠いし…
寝たらこの夢も覚めるかな?
覚めたら覚めたで寂しいけど、所詮は夢だし…
覚めたら怒られるんだろうなぁ
まあ、いつものことだけど
なんで私ってこうなんだろ…
このまま夢が覚めなければいいのに、いっそここで…

 

-翌朝-

 

おい
「ん…んん…」
おい起きろよ
「ウフ…ウフフふ…」
マクラ、頼む
「あは、あはははは!あははははは!やめ、やめて!こちょばい!」

 

私はマクラのこちょばしで目が覚めた。
特に違和感は感じなかった。
なぜか不思議と、この夢のような現実を受け入れてしまっていた。

 

「さ…く?」
「何寝ぼけてんだよ?ほら、行くぞ」

 

こうして、私の夢のような現実の日々が幕を開けたのだった。