ポケットモンスター othersstory

何とも言えません。現実逃避の二次創作です。

第1話


ポケモンのバトルBGMをかけてください)

『さあ!勝負も大詰め!伝説のポケモンカプ・テテフ〟を操るモブー選手に対し!ユイ選手が繰り出す最後の一体は!?』
-ユイはリザードンを繰り出した-
『おぉっと!!ユイ選手!ここに来て切り札のリザードンを繰り出した!!果たしてどうなる!?』
-モブーのカプ・テテフムーンフォース-
ムーンフォース決まったぁぁああ!!これは強烈なあたり!リザードンは!?』
リザードンの残りHP2/3
『耐えている!!伝説のポケモンの攻撃さえもろともしない!!!』
-リザードンは龍の舞を使った-
『ここでリザードンは龍の舞!!そして…』
-リザードンメガリザードンXにメガ進化した-
『メガ進化だぁぁぁああ!!!』
-メガリザードンXフレアドライブ-
フレアドライブゥゥウウ!!カプ・テテフもこれには耐えられない!!』
-モブーはガブリアスを繰り出した-
『モブー選手はガブリアスを繰り出した!!すかさずユイ選手のメガリザードンXげきりん〟だぁ!!!』
-相手のガブリアスきあいのタスキで持ち堪えた-


「え…え!?え!?タスキ!?うそぉ…」

 


どうも。初めまして。
明石結衣(あかし ゆい)と申します。
東京都在住の22歳。
身長は158cm。
体重とスリーサイズは…

ご想像にお任せします。
顔は…
自分では「そこまで酷くはない」と思ってる…
親元を離れ早5年。
東京のなんでもない大学を卒業し、教員のコネでなんでもない会社に就職。
現在、社会の厳しさに全力で打ち拉がれております。
今日は貴重な休日。
20過ぎの若者の私はまだまだ不平不満が止みませんので、こうして趣味に没頭しているわけです。が…

 

 

「はぁ…マジ糞ゲ…」

 

負けるとガックシするしかないのです。

 

 

休日の翌朝というのは鬱なもので、ゲームのし過ぎで朝から晩まで家を出ず夜更かしした上に

 


「あ、牛乳買うの忘れてた…」

 


なんてことが多々あるわけで、
とりあえず最低限の準備をして会社に向かうも電車という箱に詰め込まれ、人としての何かがポロポロポロポロ落ちていくのを目の当たりにしながら、それすら気づかないふりで今日も死んだ魚の眼になる訳です。
会社に着いたら着いたで

 


「明石!!!!!」

 


といきなり呼び出されクドクドクドクドお説教。
しかも、そのミス私じゃないし。
それでも、そんなことを言うと余計に怒られるのでとりあえず


「すいません…」


とは言っても心は晴れず、今日の天気は曇りのち雨。

 


「こんな事じゃ、日隅の奴も泣くぞ」

 


いや、彼なら大爆笑だ。
日隅というのは私か通っていた大学の教授で、空想科学のスペシャリストである。
日隅教授は父の知り合いで、13の時に父が行方不明になってからずっと面倒を見てくれている。


「すみませんでした」
とりあえず謝る。

 

 

そんなこんなしていると昼になり、都会暮らしのOLである私はオシャレなカフェ…なんて事はなく近所のコンビニ弁当で空腹を満たす。

 


「あーあ、いっそここから消えてしまいたい」

 


なんて小言を漏らしながら近所の公園でボッチ飯。

ポツッ


「あれ?」

 

ポツッ

 

「あれれ?」


ポツ…ザーッ


「え…ちょ…ちょ!」

 


あえなくびしょ濡れになりながら雨宿りした古い駄菓子屋。


「すみませーん。どなたかいらっしゃいますか?」


無反応。


「すみませーん。傘をお借りしたいんですが…」
ゴトンッ!


ー奥の方で物音がするー
え…今なんか音したよね…

ー奥に扉が見える。入っみますか?ー

ーはい←いいえー
扉の向こうには特に何もなく、端の方に猫がいた。音は、猫が写真立てを落としちゃっただけのようだった。

 

「なんだ…」


ー写真立てをひrー


「ん?」


ー結衣は何かにシャツを掴まれ、突如現れた金色に輝く輪っかに吸い込まれたー

 

「え?ぎゃぁぁぁぁあああああ…

 

 

 

 

 

 

 

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ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ドンッ!


痛い…
22年生きて来てこれほどまでに綺麗な尻餅をついたのは初めてだ。
そして、これほどまでに何もない山奥に来たのも初めてだ。
そしてそして、目の前に…
《キュフ?》


「ぎゃぁぁぁぁああああああああ…


《キュッ!?》

 

ー今度は金色の輪に投げ入れられたー


ああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


バシャーン!!!

 

水しぶきが上がる。
痛い…
水に落ちるってこんなに痛いのかということを22年生きて来て初めて知った。
そして、さっきの生物は何なんだ…
そしてそして、あったかいお湯に浸かる私、頭が泡だらけな全裸の少年がこっちを見ている。
この状況は何なんだ…


「お、お前…こんなところで何してる…?」
「さぁ…」


ハラリッ…

「ん?」

「あ…」
「ぎゃぁぁぁぁああああああああ!!!!」


続く